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私が妻に出会ったのは高校一年生の頃でした。
声にするには照れくさい想いを、写真に託すように撮り始めました。
あれから十数年、初恋は愛になり、愛は日常へと変わっていきました。
その間に撮ってきた写真には、青さも、深さも、温かさも残っています。
だからこそ、「変わらないこと」「変わっていくこと」その両方を愛しく思えます。
永達に感じた放課後、涙流したバスターミナル、朝の光に満ちた部屋。
日常の断片が積み重なり、気づけば物語になっていました。
プロポーズの時に妻へ渡したのは、その時間を束ねた一冊の写真集でした。
それはラブレターであり、未来への約束であり、
私たちの生きてきた「しるし」でした。
「最初からこうなることがわかってたみたいに」。
子供の頃に、意味をわからず口ずさんでいた歌の一節が、
今は毎日の暮らしと重なって聞こえてきます


